まめです (@mameoisiiyo)。
本記事では、インタビュー終了間際に高確率で面接官から繰り出される「Any question?」に対して、私が実際に使用していた回答をご紹介します。
MBAカウンセラー達とのモックインタビューや、MBA先輩方とのディスカッションの中で「これいいじゃん!」と思った回答を、自分なりに改変・厳選したものになります。
MBA受験はもちろんのこと、ジョブインタビューでも応用が利くかと思います。
ご自分でアレンジすると一層素敵な質問に仕上がると思います。
基本的には、2~3個のプログラムやらゴールと絡めた「頑張ってる質問」に加えて、2~3個のプライベートと絡めた「ゆるい質問」を準備しておけば十分かと思います。
目次
頑張ってる質問の例
How will your program change in the future? Is there something that I can do for?
私は全スクールでこの質問セットを繰り出していました。面接官の反応を見る感じだと、万能に使えそうな気がします。以下は実際に使っていたもの。
「今ブレグジットの影響でUKアカデミック界で混乱がある事を新聞で読んだ。このスクールではこれに対してどういう変革をしていくの?」
「そういう変革ってこういうことが必要と予想する。私が御校のMBAに入学出来たら、何かできることはある?」
「例えば、私はXXXという領域に強みがあって、こういうことはできるんじゃないかなって思う」
ある面接官には「クリティカルでユニーク、初めての質問だ」と言われたので悪くはなかったのかなと思っています。
「自分が繰り出した質問に対する面接官の回答」に「自分の提案を出せる」と、筋が良いと受け取られる可能性が高いのかもしれません。
What would you recommend I do before the program to maximize my learning at your school?
これもAny question?に対してこれを使っていました。「いや、自分で考えろよ」とも言われかねないので、間髪入れずに「私としては〇と〇と〇を準備していこうと思っているんだけど、他にはどう?」と付け足していました。相手に考える時間を与えられる上、自分の提案も出せます。
とにかく全力でプログラムから学べるものは全て学びつくしたい、という態度を出せるとプラスになるかと思います。
What would you recommend I do to broaden my network in your community?
この質問を効果的なものにするためには、事前に布石が打てると良いです。「あなたが本校でネットワークを広げると誰にどういうインパクトがあるのか」という点をゴールと絡めて説明できていると、これを質問する意義が強まります。
ここでも「私としては〇とか〇をやっておきたいと思うけど、他にもある?」みたいな言い方がベターでしょう。
ゆるい質問の例
Could I start XXX club?
私は趣味をアピールポイントとして盛り込んでいたので、これを使っていました。もちろん事前に調査して関連クラブが存在しないことは確認しておきました。全面的に慕っていた私のカウンセラーのお墨付きだったという理由もあります。モックインタビューカウンセラーJessica氏の反応としては、「こういうの合った方が良い」とのことでした。インタビューは基本的にずっと堅苦しい話をするものなので、こういうガス抜き系があると雰囲気が良くなることもあるでしょう。
ちなみに某スクールの面接でこれを繰り出したところ、雰囲気が妙に和み、ここからどんどん質問が発展していって「日本のクマって何?グリズリー?」「なんでクマの頭数が増えているの?」と思わぬ方向に進んでいきました。
【家族持ち向け】Are there some events that my family can enjoy?
弾切れ防止として、こういう質問は頭に入れておくと良いかと思います。
私はUS某学校で「Any question?」が6回続いたインタビューがありました。弾切れだったので、これを繰り出しました。
こういうプライベートを絡めた質問、(スクールカラーにも依りますが)盛り上がることもあるかと思います。人はおそらく誰かに何かを教えてあげることが本能的に好きなんだと思います。面接官は高確率でスクール近くで暮らしているのできっと何かしら教えてくれます。「そこで家族同士のコミュニティも広げられそうだね」とか多少気の利いた事言っておくと良いでしょう。最後の質問はこれで楽しい雰囲気にして〆るって戦略もありかと思います。
What was your most wonderful experience since you started working for this school?
この質問は、賛否両論・諸刃の剣かと思います。なので、最後の方の弾切れ防止に頭に入れておけば良いでしょう。
私はインタビュー本番で弾切れしたとき、とっさにこれを思い浮かんで、実際に使いました。
こういう系は慎重に。
XXXという授業でXXXは学べるの?
この質問、聞きたくなりますよね。もし聞くのであればもう少し工夫をした方が良いかなと個人的には思っています。私自身もこの質問をモックインタビューの段階までは用意はしていたのですが、カウンセラーからフィードバックを受けて以降、やめました。この質問は、インタビュー本番よりも前に解消しておく方が良いのではないかなと思います。
「学生に聞いてくれた方がいいんだけど」とか「ホームページに書いてあるのでは」と思われる可能性があります。特に、面接官がアドミッションである場合、彼らは全プログラムに精通しているわけではないので少々危険です。面接官が教授や学生である場合はこの限りではありませんが、完全なYES/NO質問は避けたほうが無難と思います。
なぜなら、、
仮に「XXXは学べる」というポジティブな回答ならまだいいのです。では、「XXXは学べない」というネガティブな回答になったときどうしましょう。話がこれ以上展開しません。非常にネガティブです。No回答だったとしても話を展開できるような「返し」を事前に準備しておくことができれば、問題ないと思います。
こういう会社に就職したいんだけど御校から行ける?
あなた次第、としか答えようがありません。学校のウェブサイトに過去の卒業生の就職先データ、載ってます。それを見ましょう。Linkedinでも情報収集可能です。
どういう学生がいるの?
ググりましょう
こういう授業ある?
ググりましょう
チェック項目!
Any question?に対する質問を考えたとき、以下のチェック項目に耐えられるかテストしてみてください。
- ホームページに書いてない?
- その面接官に聞くのが妥当な質問?
- どういう回答が来ても雰囲気は悪くならない?
- それを知ると誰かがプラスになる?
少なくとも上記4つのポイントはパスできていると良いと思います。

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インタビュー対策全般の質問に関してはこちらの記事にまとめているのでご覧くださいませ。

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