まめです (@mameoisiiyo)。
この記事では「短期で海外旅行や海外留学する人」に向けて、Sony bankのSony Walletというデビットカードがおすすめである理由8点を紹介していきます。
「海外留学するんだけど、現地銀行の開設が必要かどうか迷っている」もしくは「現地銀行開設までの間、どうやって凌ごう?」という方にも参考になるかと思います。
目次
Sony Walletのデビットカードって何?
そもそもデビットカードとは?
銀行の預金口座と紐付けられた決済用カードです。
デビットカードで決済すると代金が即時に口座から引き落とされます。クレジットカードは数カ月後に引き落とされるのに対し、デビットカードは即時引き落とし、かつ、口座残高の範囲内でしか使えない、というのが大きな違い。その他の基本的な使用方法は、クレジットカードと同じです。
ソニー銀行のWalletとは?
ソニー銀行のWalletとは、「使用時にソニー銀行の口座から即時に引き落とされるVisaデビット付キャッシュカード」となります。
デビットカードとしても使えるし、海外ATMで預金の引き出しもできるカードです。
結論:短期の海外留学・旅行なら、Sony Walletで全て事足りる可能性大
留学前、現地銀行を開設した方がいいのか、でも開設も解約も面倒そうだなぁ…と悩んでいました。
留学後の実感として、少なくとも私が現在留学しているアメリカにおいては、Sony Bank Walletさえあれば済みそうです。
理由1:現金感覚で支払い可能
SONY Bank Walletのデビットカードを使えば、現金感覚でVISA加盟店(=アメリカのほぼ全ての店舗)での支払いができます。
アメリカはカード社会なので店舗側もさくさく決済してくれて、現金と変わらない感覚で支払いが完了します。小銭を数える手間がないので、むしろ現金より楽です。
理由2:利用手数料が0
使用外貨の残高がある場合、海外でのデビットカード利用料が無料です。
これかなりすごいです。 日本で発行された他のデビットカードを海外で使用すると、為替手数料に加えて【利用手数料】なるものが多くの場合取られます。
例えば、同じVisaデビットであるSMBCデビットカードは、海外事務手数料が3.05%かかります(2020年2月時点)。クレジットカードも海外手数料が1.6%程度かかります。
また、外貨残高が不足した場合でも、円預金口座から即時・低コストで両替可能です。
理由3:自動引落しも設定可能
携帯や電気料金とかの支払いはどうなの?と当初は少し心配していました。
今の所、携帯電話(AT&T)料金の自動引落し設定ができました。(現時点では電気料金やガス等は試していないので不明)
理由4:ファミリーカードを使って低コストで海外送金
同居親族が、ATMで入出金等するための代理人カード=ファミリーカードが発行できます(最大9枚)。これを使って海外にいる家族から、以下の手順で超低コストで送金してもらえます。
- ファミリーカードで家族が口座に日本円を入金(手数料0円)
- 本人がソニーバンク内で外貨に両替(為替手数料のみ)
- 本人が海外で使用

為替手数料のみで海外送金できるのは、かなり便利ですね。
理由5:為替手数料が激安
しかも、ソニーバンクの為替手数料はかなり良心的です。2020年2月末時点では、
- 米ドル:15銭
- ユーロ : 15銭
- 英ポンド: 45銭
メガバンクと比較すると、破格ですね。さらに、 優遇プログラム Club S のステージに応じて為替コストは更に下がっていきます。
理由6:取り扱い通貨が豊富
ドル以外にも、下記の通貨を使用することが可能です。
対象通貨: 円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナ
参考 SONY BANK WALLEThttps://moneykit.net/visitor/sbw/シンガポールドルと人民元は無いものの、なかなか豊富に取り揃えていると思います。
理由7:口座維持手数料・年会費が無料
無条件で、口座維持手数量と年会費が無料です。とりあえず口座を作ってしまって、そのままにしても費用がかかりません。
他にも外貨が使えるVisaデビットカードとして、SMBC信託銀行PRESTIAのGLOVAL PASSがありますが、こちらは一定の条件をクリアしないと口座維持手数料として月額2,000円がかかります (2020年2月時点)。
長期の海外赴任となるとPRESTIAもとても良い選択肢ですが、短期留学でしたら Sony Wallet の方が分があるかなと思っています。
PRESTIA口座を開設するとしても、 固定費のかからないSony Wallet をサブカードとしてとりあえず持っておくというのはアリだと思います。カードが1枚しかないのは、システム障害・盗難・紛失などが不安ですしね。
理由8:円高時に外貨に両替可能
クレジットカードを海外で使用すると、使用時のレートが適用されます。なので、急に円安になると損した気分に陥ります。
Sony Wallet は事前に外貨に両替して外貨預金としてプールしておくことができるので、「今、円高!このレートで買うぜ!」と自分のタイミングで両替できます。
Sony Walletのデメリット
非常に素晴らしいSony Walletなのですが、デメリットもあります。
海外でのキャッシングに手数料がかかる
ソニーウォレットの非キャッシュ利用は破格に低コストなのですが、キャッシングコスト(=ATMからの現金引き出し)は高額です。
- ソニー銀行所定の海外ATM手数料(引き出し額の1.76%/回(税込み))
- 現地のATM設置機関所定の手数料(ATMにより異なる)
他のカードと比較してトンデモなく高いと言うほどでもありませんが、無料のカード(例. PRESTIA、楽天銀行デビットカード)もありますからね。
同事業では「海外ATMからのキャッシュ引き出しの手数料」で収益を上げているものと推察しています。とはいえ、日本のクレジットカードで海外キャッシングするよりはだいぶ良心的なコストですね。
利用できない店舗がある
Sony Walletは海外で利用できない店が一部あります。
私の場合、近くのセブンイレブンでの利用ができませんでした。別のローカルスーパーなどでは問題なく使用できたのですが…。

まあ、セブンイレブンよりスーパーの方が圧倒的に安いので大丈夫です。
まとめ
Sony Bank Walletは、「短期で海外旅行や海外留学する人」 にはとても良いカードです。
海外銀行口座作ってしまうと「使用後の口座解約や海外送金が面倒」という場合は、とりあえずこのカードを持っていれば、現地口座がなくても案外やっていけます。
また、年会費・維持費無料ですからバックアップ用のセカンドカードとしても良い選択肢かと思います。
また!