まめです (@mameoisiiyo)。
アメリカに短期で語学留学してみたいけど、どのくらいのお金がかかるのか?
授業料や宿泊費に目が行ってしまいがちですが、諸々の事務手続きや食費なんかに意外と出費がかさみます。
本記事ではアメリカ短期語学留学にかかる費用についてまとめてみました。
目次
アメリカ短期留学にかかる費用は1か月60万円、2か月90万円
下記に内訳を書いておきます。
航空券費用(15万円)
シーズンにもよりますが、大型連休を外せば12~20万円で往復の渡航ができるでしょう。もちろん格安航空券を利用すれば10万円以下に抑えることも可能です。航空券は出発日に近くなるほど価格が高騰するので、なるべく早めに予約すると良いです。
パスポート費用(1.6万円)
20歳以上から申請できる10年間パスポートは、1.6万円で取得可能です。
ビザ申請費用(4万円)
アメリカに語学留学する場合、ESTAの範囲内で90日以下なら滞在が可能ですが、フルタイム(週18時間以上)授業に参加する場合には学生ビザの申請が必要となります。SEVIS(セビス)申請費用とビザ申請費用におよそ4万円かかります。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。

保険の費用(1.5万円/月)
私は日本で海外旅行保険に加入してから渡米しました。
保険費用はピンキリではありますが、おおむね1.5万円/月あたりが相場と言えるかと思います。特に気を付けておきたいポイントとしては、モノの損害・盗難、治療費がどこまでカバーされるか、という点です。特に、歯医者での治療費が保険償還の対象となるかどうかについては盲点だったりするのでご注意ください。
可能であれば渡航6か月前には日本現地の歯医者で治療を開始し全て完了させておくと望ましいです。例えば、虫歯治療は、軽いもので数か月、重いものであれば半年はかかります。これをアメリカ現地の歯科医でやると保険が効かない場合は高額請求される恐れがあります。
費用を抑えた軽めの保険をご希望の場合は、「ゴールドのクレジットカードを発行・携帯する」という技もあります。例えば、私はAmazon Gold cardを使っていますが、携行品損害50万円、傷害死亡最高5,000万円が付帯しています。なお、多くのゴールドクレジットカードは成田・羽田といった主要空港の「カードラウンジ」の利用ができるので、渡航直前に少しリラックスできたりもします。
食費(7万円/月)
渡航先の地域に依存しますが、アメリカの物価は基本的には日本の1.3倍程度です。なんといっても、外食費が非常に高いです。例えば、日本の吉野家の牛丼は400円程度ですが、アメリカでは700円以上します。同等のライスボール(日本で言うどんぶり飯)の相場は8~10ドル程度というイメージです。ハンバーガー屋でセットを頼めば8~10ドルはします。全て外食で済ませたいという場合には25ドル/日、7~8万円/月はかかると思っていた方が良いでしょう。 ニューヨークなどの大都市ではさらに高まります。
もしうまく自炊をすることが可能であれば一日15ドル程度で過ごすことも可能でしょう。自炊するパターンでは、ルームメイトと夕飯をシェアする、などするとコミュニケーションの機会にもなって有益かと思います。
なお、私は朝食と昼食を自炊、夕飯は吉野家の牛丼 or 中華料理店の鶏照り焼き丼を食べていました。
宿泊費用(15万円以上/月)
数か月程度のアメリカ短期留学の滞在先としては、
- 学生寮で完全一人部屋(Studio) (目安60ドル/日以上)
- 共有部あり一人部屋(Single) (目安60ドル/日程度)
- 全て共有部の相部屋(Double / Triple) (目安25~50ドル/日)
- ホームステイ(目安25~50ドル/日)
という4つの選択肢がメジャーでしょう。
※価格は私が滞在したロサンゼルス付近の価格。ニューヨークなどの都市部ではさらに割高になると思います。
上記の4つは、価格とグレードが高い順に並んでいます。価格以外での考察点としては、留学中に「何に重点を置くか」によって慎重に検討されると良いと思います。
学校での授業に加えて「独学に集中したい」のであれば一人部屋があったり図書館の近くに宿をとると良いかもしれません。というのも、異国の学生たちの行動は本当に信じられないくらい文化が違うからです。例えば、オンラインで授業を受けている友達の隣で、爆音で音楽流したりするのが当たり前だったりします。日本で言う「当たり前の気遣い」が当たり前ではなかったりします。
授業外もどっぷりと他の学生とコミュニケーションして「スピーキング練習したい」ということであれば、相部屋やホームステイもいいでしょう。ルームメイト次第ですが、四六時中英語環境にいられる事は強制的に英語と触れる時間を延長させる貴重な経験になると思います。
ちなみに私はSingleを借りていて、キッチン・リビングは共用部となっています。アメリカ人がルームメイトです。食事の時はお互い共用部を使うので、顔を合わせたときには会話をしています。アメリカの一般家庭料理の実際を見ることができて私としてはかなり楽しんでいました。ちなみに彼の主食のほとんどはマカロニチーズ・ピザ・タコス・シリアル、といういわゆるアメリカンな感じでしたw野菜をほとんど食べないようなので彼の将来の健康が心配です。




授業料(15~20万円/月)
週20時間程度のフルタイムプログラムでは多くのスクールでは15~20万円/月が相場のようです。探せば格安プログラムなどもあるようです。
その他費用
通信費(50ドル/月)
寮や学校でWifi環境が通じているのであれば、数か月くらいなら携帯会社と契約していなくてもがんばればやっていけると思います。ただ、銀行口座開設や、オンラインで買い物したい、といった場合、電話番号が必要になることがあります。注意しておきたいのは、近頃ウェブサービスでよく見かける「二段階認証」です。ここでまさかの電話番号が必須になるパターンもあります。Eメールで済めば良いのですが、残念ながら電話番号が必要となることも多かったです。例えば、私の留学先の大学では、Eラーニングシステムにログインするときに電話番号が必要でした。
教科書(1~2万円)
こればかりはどうしようもありません。指定されたものは買わざるを得ないでしょう。プログラムによっては教科書を使わず、配布プリントだけ、というものも多くありました。
留学費用を抑えるコツ
下記を気を付けることで留学費用を格段に抑えることが出来ると思います。
- 半年前には格安航空券を取得する
- 学生寮で相部屋にする
- 自炊する
- 通信キャリアを使わずWiFiで頑張る
特に、住居費が高い傾向にあるので、相部屋という選択肢は魅力的かと。相部屋の中でも、寝室も共有のDouble/Tripleだと相当費用を抑えられます。
まとめ
アメリカ短期留学の費用を下記にまとめておきます。
アメリカ短期留学にかかる費用は1か月60万円、2か月90万円以上。長期化すれば少しずつコスパはよくなる。
詳細内訳
- 航空券費用(15万円)
- パスポート費用(1.6万円)
- ビザ申請費用(4万円)
- 保険の費用(1.5万円/月)
- 食費(7万円/月)
- 宿泊費用(15万円以上/月)
- 授業料(15~20万円/月)
- その他費用
努力次第で費用削減は可能
- 半年前には格安航空券を取得する
- 学生寮で相部屋にする
- 自炊する
- 通信キャリアを使わずWiFiで頑張る
下記の記事では、純ドメの私がアメリカに2か月間短期語学留学した本音をまとめてみました。「高校/大学生・TOEFL/IELTS対策・MBA直前」の3つの切り口からも考察しています。


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